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メラニア・トランプ夫人がキャサリン妃ファッション盗用、理由は?

こんにちは

ドナルドトランプ夫人ことメラニア・トランプ夫人がキャサリン妃のファッションを真似たことが話題となっています。このメラニア夫人先日、トランプ氏の応援スピーチでミシェルオバマ夫人の選挙スピーチを盗用したことでも話題になっています。一連の盗用疑惑について今回は書いていきたいと思います。

 

元ファッションモデルメラニア夫人はなぜキャサリン妃のファッションを真似たのか

トランプ氏の夫人メラニアさんは、トランプ氏の3人目の妻で、旧ユーゴスラビア出身のファッションモデルです。普段のファッションは露出度の高いドレスを着用することが多く、セクシーな印象の女性でした。しかし、ドナルドトランプ氏の応援演説時には白を基調としたキャサリン妃を彷彿とさせるようなエレガントなドレスで登場しました。いったいなぜなのでしょうか。

最大の原因は、印象操作です。アメリカ大統領選挙は4年に一度のアメリカ全土を巻き込んだ一大イベントです。アメリカ国内での関心は同じく、4年に一度開催されるオリンピックやサッカーのワールドカップにも引けを取りません。そのため、アメリカ大統領選ではありとあらゆる面において、すべてが計算されて進められているのです。

ラニア夫人は元ファッションモデルです。そのため、どのような衣服でも着こなすことができます。たとえ普段はセクシーなドレスを愛用していたとしても、TPOを考えエレガントなドレスを着用することは容易なことです。キャサリン妃のファッションを真似たことも戦略の一つといえるでしょう、現代のファーストレディ像の象徴といえばキャサリン妃といっても過言ではないと思います。またキャサリン妃の白いドレス姿を記憶している人も多いと思います。そのキャサリン妃のイメージを借用することにより自らがファーストレディにふさわしいことを印象付けるための行動だったと思います。

ラニア夫人のミシェルオバマ夫人スピーチの盗用疑惑

もう一つの盗用疑惑は、メラニア夫人がミシェルオバマ夫人のスピーチを盗用したというものです。トランプ氏の広報担当者は、メラニア夫人のスピーチがメラニア夫人へのインタビューをもとにスピーチ作成チームによって作られたことを認めています。大統領候補夫人のスピーチは大統領選において重要なイベントの一つです。

ドナルドトランプ氏は、ミシェルオバマ夫人のスピーチを気に入っていたという話もあります。彼が自身のスピーチ作成チームにそのスピーチをテンプレートとするよう指示したとしても不思議ではありません。アメリカ大統領選挙では言葉の力が強く影響力を発揮します。そのため、スピーチに同じような印象的なワードを流用し、そこにメラニア夫人の半生のエッセンスを加えスピーチの原稿にしたと考えられます。

ただ一概にそれをパクリということはできないのではないでしょうか。選挙戦において力を発揮するキーワードは限られています。それが重複する可能性は十分にあると思います。ヒラリークリントン陣営がそれを批判するというのも一つの選挙戦略であり、パフォーマンスという側面もあるのです。

選挙コンサルタントであるポール・マナフォート氏の存在

アメリカ大統領選の特徴はどれだけ自分を持ち上げどれだけ相手を落とせるか、というところにあります。そこには相手を観察する鋭い視線や、自分をうまく持ち上げられる有能なチームが必要になります。

ドナルドトランプ陣営には、有名な選挙コンサルタントであるポール・マナフォート氏が参画しています。ポールマナフォート氏は、過去ブッシュ大統領をはじめ多くのアメリカ大統領を当選させた凄腕選挙コンサルタントです。その活躍はアメリカだけにとどまらず、他国の選挙コンサルタントとしても活躍しています。

彼が今回の一連の盗用疑惑にかかわってないとは思えません。あくまでも、批判の可能性も含めたうえでメラニア夫人にもっとも大統領夫人らしい格好で、もっとも大統領夫人らしいスピーチを用意したものと考えられます。

今回のスピーチ盗用の騒動について、ポール・マナフォート氏はクリントン陣営をバッサリと切り捨てています。演説で盗用が疑われたものは選挙戦においてごくごく一般的に使われる言葉であるというのです。またマナフォート氏は、今回の盗用騒動はクリントン氏が自身の脅威となる女性をこき下ろす作戦だと非難しています。

 

都知事選もマック赤坂氏を中心に盛り上がりを見せていますが、米大統領選も盛り上がっています。これからの両陣営のつばぜり合いにも注目していきたいと思います。