ウナギの代替品?イオンのパンガシウスのかば焼き土用の丑の日に食べてみた
さて、先日土用の丑の日でしたがみなさんウナギは食べましたか?
私はウナギ大好きおじさんなのですが、どうも最近ウナギの不漁もありウナギが高騰。イオンが代替品としてパンガシウスのかば焼きを売り出しているという情報を仕入れ、あえて土用の丑の日に、パンガシウスのかば焼きを食べてみました。
ウナギの代替品パンガシウスとは?
さて、最近意外と名前を聞くパンガシウスですが、いったいどういうお魚なのでしょうか。ウナギの代替品になりうるほどのお魚なのでしょうか。ウナギ大好きおじさんとして少し辛口にレビューしたいと思います。
パンガシウスって何なん?
パンガシウスとは、ナマズ科の白身魚です。スーパーなどでも白身魚のフライとして売られています。他にも白身魚のフライとして売られているお魚としては、スケソウダラやナイルパーチ、ホキなどもありますが、パンガシウスもこれらのお魚の例にもれず、白身魚として加工品やや調理済み材料という形でスーパーで安価に並んでいます。
ウナギとパンガシウスってどう違うの?
ウナギはウナギ科の魚で、パンガシウスはナマズ科の魚です。そういう意味では根本的に違います。ただ広い意味においては白身魚という共通点がありますし、今では高価なウナギ自体も中世においては、雑魚として扱われていました。そういう意味では、もともとそれほど希少性が高くない魚だったという共通点もあります。
また、日本のナマズ自体もウナギの代替品として数年前からイオンでかば焼きが売られていますし、比較的触感的にも近いものだと思われます。
パンガシウスのかば焼きのとウナギのかば焼きのお値段
さて、代替品ということで気になるのがお値段です。本物と比べて代替品というのは大体安価です。パンガシウスのかば焼きもウナギのかば焼きに比べると大きく安価に抑えられています。庶民にやさしい、現代日本の格差社会にやさしい食材と言えるでしょう。
イオンのパンガシウスのかば焼きのお値段
さて今回比較するのはイオンのパンガシウスのかば焼きのお値段とウナギのかば焼きのお値段です。またイオンではほかのパンガシウス加工食品も売られているのでそれとも比較してみたいと思います。
イオンのパンガシウスのかば焼きのお値段は、ウナギのかば焼き一尾と大体同じ量が入ってワンパック598円です。昨今のウナギの高騰を考えると、国産ウナギ、中国産ウナギと比べても非常に安価だといえるでしょう。
一方、パンガシウスのバジル焼きなどほかのパンガシウス加工品はほぼ同量のパンガシウスが入っていて400円程度とそれらに比べると少し割高になります。
しかしウナギ大好きおじさんの私としては、かば焼きで食べられること自体が貴重でありほかのパンガシウス加工品に比べて割高なのはそこまで気になりません。
イオンのウナギのお値段
一方鰻のお値段はどうでしょう。中立的に比較できるようイオンのウナギのかば焼きで比べてみます。イオンのウナギのかば焼きは国産で2000円程度中国産で1000円強というお値段です。つまり、パンガシウスのかば焼きは、国産ウナギと比較すれば4パック、中国産でも2パックは変えるということになります。コストパフォーマンス的には十分です。
イオンのその他ウナギ代替品のお値段
さて、前述したとおりイオンでは昨今のウナギの不漁に合わせさまざまなウナギのかば焼きの代替品を売っています。代表的なのはナマズのかば焼き、直接的な代替品ではないですが、さんまのかば焼きなんてのもあります。
そんなナマズのかば焼きですが、ウナギと同程度の量が入って1200円程度です。中国産ウナギと同等か少し安い程度ですね。それならウナギ大好きおじさんは中国産のウナギを選択します。
また、さんまのかば焼きは400円程度とパンガシウスのかば焼きに比べても安価ですが青魚であるさんまは食感等が全然違います。
こんなウナギの代替品市場、私がどれだけパンガシウスのかば焼きに期待を持っているかわかっていただけると思います。
ウナギの代わりになる?パンガシウスのかば焼きの食べ方
さて、そんなこんなでパンガシウスのかば焼きを2パック買ってきました。家族で食べるにしても結構な量です。それでも中国産ウナギ1匹分なのでコストパフォーマンスは十分です。では早速料理に移ってみましょう。
ウナギと同様パンガシウス丼で食べてみた
まずは当然パンガシウス丼です。うな丼が好きなわけですから当然です。少し臭みが心配なのでご飯の上に大葉を載せてみました。
出来上がりはこんな感じです。盛り付けが適当なのは私の性格なので、もっとおいしそうに盛り付けることもできるはずです。
さてお味のほうですが、皮や脂の部分は少し独特の臭みがあるもののほぼ鰻です。代替品としての評価は80点というところでしょうか。代替品としては十分です。一方身の部分は大型の魚だけあってしっかりしています。身の詰まった部分はただの白身魚のかば焼きの様相を呈しています。しかし、まずいというわけではなく普通においしいです。さんまのかば焼きが、全く別物だとしたら、パンガシウスのかば焼きはちょっと別物ぐらいです。60点ぐらいは上げられると思います。臭みは全くないです。
ウナギの代表的な調理法、ひつまぶしで食べてみたら?
さて、大量に買ったので少し余った分をだし茶づけにしてひつまぶし的な食べ方をしてみました。こっちはすごくおいしかったです。脂や皮の臭みも、大葉とだしに中和され、白身も脂と程よく混じり本物のひつまぶしを食べているようでした。子の食べ方は大当たりだと思います。
パンガシウスのかば焼きはウナギの代替品となりうるか?
さて、今回はパンガシウス丼とパンガシウスのひつまぶしとして食べてみたのですが、これはウナギの代替品になるのでしょうか。
ウナギ大好きおじさんの評価は「なる」です。特にひつまぶしはなかなかの絶品でした。もちろんうまみは本物のウナギには及ばない部分はあります。しかし値段が安いです。コスパという意味では鰻以上ともいえるでしょう。
今はちょうど土用の時期ということでパンガシウスのかば焼きが大々的に売られていましたが、ウナギの代替品として、通年で売られることになるのであればたまには食べたい食材だと思います。
ところで鰻の旬は実は夏ではないのですが、パンガシウスの旬はいつごろなのでしょうか。少し興味が出てきたので、今後調べて続報を出せればと思っています。