リオ五輪の閉会式が盛大に行われました。
盛大な演出や花火、聖火の消灯など様々だイベントが行われましたが、特に注目は次回東京オリンピックへの引継ぎです。
スーパーマリオの帽子をかぶった安倍首相の登場に会場は大いに沸きました。
オリンピックはリオから東京へ、その引継ぎを中心に振り返っていきたいと思います。
オリンピックはリオから東京へ小池百合子都知事の登場
オリンピックがリオから東京に受け継がれるという事で着物姿の小池百合子東京都知事が登場します。
少年少女の合唱とともに、オリンピックの旗が会場の中を行進していきます。
そしてオリンピック旗がリオ市長から小池百合子知事に手渡されます。
いよいよ、次のオリンピックが東京であるという実感がわいてきます。
会場が総立ちになり君が代が流れ、真っ赤に照らされた閉会式の会場の中心へ、赤い光が収束していき、閉会式会場に大きな日の丸が映し出されます。
そしてその日の丸が、「Rio OBRIGADO ARIGAT」の文字に代わりその周りに世界各国の言葉でありがとうの文字が映し出されます。そこからリオ五輪のムービーへ映し出されていきます。
日の丸に見立てたボールをアスリートたちが繋いでいくムービー
ムービーは渋谷のスクランブル交差点、一人の女子高生の背中を画面は映します。
「Warming Up TOKYO」それがこのムービーのテーマです。
東京スカイツリーをバックに棒高跳び、お寺をバックに柔道、新幹線をバックに水泳など、日本、東京を強く意識したかっこいいムービーが流れます。
他にも東京の夜景や東京タワーなど様々な東京を連想させる演出が見られました。
マリオ、パックマン、キャプテン翼、ハローキティ、クールジャパンを意識した演出
その中でも特に印象に残ったのが、首都高を走るパックマン、ボンボンを持って応援するハローキティ、ダブルバイシクルシュートをする翼君と岬君のキャプテン翼などの明らかにクールジャパンを意識した演出です。
他にも、巨大スクリーンにドラえもんが映っていたり、CGで作られた都市が出てくるなどアニメ、キャラクター、ゲームなど東京が発するカルチャーに注目した演出が目を引きました。
ハイライトは日の丸に見立てたボールをアスリートたちが受け渡していく場面。北島康介選手、が投げたボールを高橋尚子さんが受け取り、最後は安倍首相にボールが渡されます。
その間にも応援するキティちゃん、パンチをするパックマンなど明らかにクールジャパンを連想させるキャラが登場するのだから徹底的です。
そして一番の山場は安倍首相にボールが渡った後、ボールを受け取り公用車に乗った安倍首相はなぜかマリオに変身します。
マリオになり、スクランブル交差点に走る安倍首相。そしてそこに待っていたのはドラえもんです。
ドラえもんが四次元ポケットから土管を出しスクランブル交差点の真ん中に設置します。
その土管は地中深く、ドリルで穴を掘っていきリオまで穴をあけました。
マントルは大丈夫なんでしょうか。
そして日の丸のボールをもって土管に入っていったマリオ。
そこでムービーは終了します。
閉会式の会場に戻り、会場の真ん中にはさっきドラえもんが設置した土管が。
そこから出てきたのは、なんとさっきムービーでマリオに変身した安倍首相でした。
安部首相はマリオのコスチュームを取り閉会式の観客たちに手を振ります。
その後チームPerfumeによって作られた芸術的な音とダンスが行われたそのあとが驚きです。
引継ぎの最後を締めたのは、安部首相の「See you in Tokyo」とそのあとの盛大な花火と、マリオのステージクリアの音楽。
徹底的にクールジャパンをイメージした演出に私感動してしまいました。
次はいよいよ東京五輪です
こうやって引継ぎを見ると次はいよいよ東京五輪という実感がわいてきますね。
世界で最もカワイイ都市で行われるオリンピック。
予算の問題や、箱モノの問題、ドーピング問題をどうするかなの多くの問題が山積みですが、こんなムービーを見せられたらいやがおうにも東京オリンピックに期待してしまいます。
リオ五輪はいろいろトラブルもありましたが無事閉会式を迎えました。
4年後は東京です。4年なんてすぐです。東京五輪の開催が待ち遠しくなってくるんだから演出家っていうのは大したもんです。