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マック赤坂氏の小池氏応援、鳥越氏批判に見る「何か昔話的な力」

こんにちは。

日本屈指の面白候補マック赤坂候補、彼の言動が注目を集めています。

マック赤坂候補が、小池百合子候補の緑色の服を着て小池氏を応援する姿が話題になっているのです。一方でマック候補は鳥越氏に対しては批判的な態度を示しています。

マック氏が小池氏を応援、鳥越氏を批判

ことの発端は都知事選に対するマスコミの対応です。鳥越氏、増田氏、小池氏の3名に報道が集中する状況にマック氏は憤りを感じ、主要候補3名に嘆願書を提出します。

街頭演説で鳥越候補とバッティングしたマック赤坂氏は、嘆願書を鳥越氏に提出します。しかし鳥越候補はそれを全く無視。マック氏いわくまるで透明人間のように扱います。

一方別の会場でマック氏は小池氏の街頭演説とバッティングします。マック氏は小池氏にも嘆願書を提出します。小池氏はそれを受け入れ同じ場所で街頭演説をすることに。それに感銘を受けたマック氏は、互いに検討を誓いあいます。

その後7/23の街頭演説でマック氏と小池氏は再び街頭演説でバッティングします。その時のマック氏の服装はなぜか緑色、小池氏の呼びかけるイメージカラーで街頭演説に現れました。マック氏はその場で小池氏を応援、「あなたを都知事にします」と自らも候補者であるにもかかわらず小池氏への投票を推薦します。さすが面白候補です。

そのマック氏、無視をされた鳥越氏に対しては辛辣です。自らが選挙報道弱者であることを例に出し、都合のよい弱者救済だけを訴える鳥越候補に都知事になる資格はないと批判しています。

マック赤坂氏の行動と日本昔話の共通点

この話、どこかデジャヴ感がないでしょうか。そうです。漫画日本昔話の舌切り雀や花咲か爺さんの話に似ているのです。

舌切り雀は、怪我をして雀を連れ帰ったおじいさんと、それをよく思わないお婆さんの有名な昔話です。有名な話なのでストーリーは割愛しますが、雀にやさしくしたおじいさんは最終的に財宝を手に入れ、逆に雀を虐待したおばあさんはひどい目にあってしまいます。

花咲か爺さんも似た構図です。こちらも有名な話のためストーリーは割愛しますが、犬を大切にした老夫婦が幸せを手に入れ、犬に酷いことをした老夫婦には不幸が訪れます。

ここで面白泡沫候補であるマック氏を雀、もしくは犬だったとします。マック氏の嘆願書を受け入れた小池氏は面白候補者支持層に対する好感度という財宝を手に入れ、マック候補をないがしろにした鳥越氏は面白候補者ウォッチャーの好感度を下げてしましました。

鳥越氏にとって逆風となる「何か昔話的な力」

もちろん、単純にこの構図を日本昔話であると簡単に言い切ることはできません。小池氏は長年国会議員であったというアドバンテージがあり、マック氏の嘆願書を受け入れたというのも政治家としての度量の広さを示すパフォーマンスとも言えるでしょう。一方ジャーナリストとして長年活躍してきた鳥越氏には街頭演説の経験が足らず、マック氏の嘆願というトラブルにうまく対応できなかっただけという見方もできます。

しかし結果として、鳥越候補はそんな昔話的な構図で面白候補者ウォッチャーの好感度を失ってしまいました。ただでさえ「何か政治的な力」と戦っている鳥越氏です。そこに「何か昔話的な力」が逆風となって加わります。

鳥越氏はこの選挙戦で他の候補者との戦いの他に、「何か政治的な力」と「何か昔話的な力」という見えない2つの力との戦いを並行して行う必要が出てきました。それを乗り越えるには並々ならぬガッツが必要です。鳥越氏にはこの四面楚歌の戦いに勝ち抜くガッツを見せてもらいたいと思います。

今後のマック赤坂候補に目が離せない

しかしやはり面白候補者ウォッチャーとして注目したいのはマック赤坂候補の動向です。

マック赤坂氏にはほかの面白候補者よりも強い面白パワーを感じます。台風の目ならぬ台風となって選挙をかき回してくれそうな予感がしてなりません。今後のマック赤坂候補の動向にも注目したいと思います。