プレミアリーグ第5戦レスターVSバーンリーはイスラム・スリマニの2得点もあり3-0でレスターの勝利となりました。
岡崎慎司はチャンピオンズリーグのベンチ外からは一歩前進したものの出場なし。
今後の出番に暗雲が立ち込め始めました。
ウジョアの高さと岡崎の献身性を持つイスラムスリマニ
この試合スリマニは、まだまだ完全にフィットしているようには見えませんでした。
それでも2得点と結果を残し、レギュラーとして一歩前に出たような試合でした。
まだ息が合わずボールロストするシーンは多かったものの、セットプレーでの高さと、こぼれ球を確実に押し込む強さを見せ得点力の高さをアピールしました。
また、守備もさぼることなく前線からのプレスをこなし、場合によっては中盤に下がってきてボールを散らすプレーも見せていました。
体も強く1vs1の場面競り勝つシーンも目立ちました。
これから連携がよくなって来ればさらにチームにフィットし攻守に活躍を見せるだろうなという活躍でした。
イスラム・スリマニの特徴とハリルホジッチ監督
今シーズン、ポルトガルのスポルティングからクラブ史上最高額で獲得したイスラム・スリマニですがその最大特徴は得点力です。
スポルティングでは82試合48ゴール、アルジェリア代表としては45試合で24ゴールと2試合に1点は確実に点を取れる得点力を武器にしています。
それでいて、守備もさぼりません。レスターの戦術である前線からの守備も十分に行い、時には1列下がってボールつなぎにも参加します。
まさに、高さと得点力のある岡崎といった感じでしょうか。
アルジェリア代表としては、ハリルホジッチ監督の元、W杯韓国戦で先制点をとるなど、アルジェリアのベスト16出場に貢献しています。
マフレズもそうですが、当時のアルジェリア代表のアタッカーには才能豊かな選手が多かったということでしょう。
岡崎の出番は回ってくるのか
こうなると心配になってくるのが岡崎の出番です。
チャンピオンズリーグ、カップ戦と過密日程をこなすレスターです。岡崎の出番が全くなくなるということはないと思いたいです。
しかし、出番は限定されてくることが予想されます。
レスターにおける岡崎の役割は1、5列目にいる汗かき役とポストプレーです。
スプリント回数ではまだまだ岡崎が勝っていると思いたいですが、守備もさぼらずポストプレーもできさらに特典もとれるスリマニの加入は岡崎にとって大きな試練となるはずです。
正直この試合を見た感想だけで言えば、スリマニがチームにフィットして来ればチームの絶対的エースであるバーディーの立場すら脅かすかもしれないという期待感を覚えました。
レスターにはバーディーをはじめスリマニ、岡崎、ウジョア、ムサと世界レベルのFWが5人もいます。
今は、バーディーとスリマニが頭一歩抜け出しています。戦術的にウジョアよりは岡崎のほうが順列が高いと思うのですが、スリマニが岡崎の役割を果たせるとしたら、CLと同じように高さを求めてウジョア>岡崎となる可能性も十分にあります。
2試合で全てを語るのはおかしな話ですが、ミラクルレスターの一員としてレギュラーに復活するにはまだまだ課題が多そうです。
それこそ岡崎の言う、「ハードワークしながら点もとれるFW」にならないと難しいかもしれません。
でも求められている役割はそれとは違う。
岡崎の戦いはなかなか難しそうな戦いになりそうです。