最近は、スマホやウェブ、PCのアプリでも電卓機能がついています。
しかし、実務や、簿記検定に使用するはやっぱり本物の電卓が一番です。
特に簿記検定はPCやスマホを持ち込んでいたら強制退場させられるので大変です。
今回は実務にも簿記検定などの資格試験にも使える電卓を紹介したいと思います。
電卓選びの前提
桁数が12桁あること
まず重要なのが桁数が12桁あることです。
カードサイズや小さな電卓には桁数が少ないものが多く、桁数が足りなくなることがあります。
大は小を兼ねると言いますが、小は大を兼ねるとは言いません。
電卓を実務や検定試験で使う場合は最低12桁ある電卓を選ぶことをお勧めします。
自分の手のサイズに合っている事
もう一つ重要なのが、自分の手のサイズに合っていることです。
見逃しがちですが、電卓を選ぶときに自分の手のサイズに合っていないものを選んでしまうと、ミスタッチが多くなり実務や検定試験に支障をきたします。
自分の手に合っているサイズの電卓ですと、慣れてくるとブラインドタッチができるようになりますので是非自分の手のサイズに合ったものを選ぶようにしてください。
メモリ機能など最低限の拡張機能がついていること
電卓を使用する場合、大量の計算を電卓で行う事になります。業務の場合はそういう計算はエクセルなどの表計算ソフトにさせるという方法もありますが、検定試験の場合はそういうわけにはいきません。
そのためメモリ機能やGT機能など最低限の拡張機能がついている電卓を選ぶことが大切です。
用途別おすすめ電卓
通常簿記業務、日商簿記3級,2級にはCanonのHS-1220TUGがおすすめ
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通常の一般事務レベルの簿記業務、もしくは日商簿記3級、2級の受験にお勧めなのが、CanonのHS-1220TUGです。
一番のおすすめポイントは、その価格です。
上記で説明したおすすめポイントを全て兼ね備えたうえで1000円台で買えるコストパフォーマンスに優れる電卓です。
私も実際に簿記2級の受験時にこの電卓を使用しましたが非常に使いやすかったです。
日商簿記1級や、税理士試験、公認会計士試験に使用する電卓であれば、さらに高級なプロユースの電卓をお勧めしますが、簿記二級や一般事務で使用するにはプロユースの電卓は、オーバースペックかつ高価です。
日商簿記2級の受験においてはCanonのHS-1220TUGがコスト面と機能面のバランスがよく一番おすすめです。
日商簿記1級、税理士、公認会計士試験にはプロユースの電卓を
日商簿記1級、税理士、公認会計士の試験や実務に使用するのであれば、プロユースの電卓をお勧めします。
日商簿記1級や士業の試験は日商簿記2級に比べ資格のレベルが格段に上がります。
そのため、少しでも万全な体制で受験できるようにプロユースの電卓を使用することをおすすめします。
カシオ 本格実務電卓 検算・税計算 ジャストタイプ 12桁 JS-20WK
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まずおすすめしたい電卓は、カシオのJS-20WKです。
この電卓は士業の実務でも使われている電卓でまさしくプロユースの電卓です。
この電卓のおすすめポイントは3点あります。
- サイレントタッチキーがついていること
- 早打ち機能(キーロールオーバー機能)がついていること
- 検算機能がついていること
これらは上のCanonの電卓にはない機能です。サイレントタッチキーがついていることでストレスなく電卓をたたくことが出来ます。
また早打ち機能がついていることにより前のキーを離す前に次のキーを押しても問題なく電卓が稼働してくれます。これは地味に重要で慣れてくるとタッチスピードが上がるため、この機能がついていないとタイプミスとみなされて計算が合わなくなってしまう事があります。
また、検算機能がついていることもこの計算機のおすすめポイントです。検算時に間違えたところを音で知らせてくれます。そのためどこで間違ったかがわかりやすくなっており、そのあとのリカバリを素早く行うことが出来ます。
価格はプロユースという事もあり6000円台と少し高めです。
シャープ 実務電卓 ナイスサイズタイプ EL-N942X
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もう少し安く抑えたいという方にお勧めなのがシャープ のEL-N942Xです。
実売価格3000円台とカシオの物に比べて比較的お買い得です。
しかも、先ほど挙げた
- サイレントタッチキーがついていること
- 早打ち機能(キーロールオーバー機能)がついていること
- 検算機能がついていること
の機能をもれなく兼ね備えています。
特に早打ち機能は1秒間に20タイプまで可能となっており、人間の限界を超えた早打ちを可能にしています。
ちなみに高橋名人の最速の連打が16連打だったのでそのスピードでも大丈夫という事です。
プロユース仕様品のシャープとカシオの選択は好みとお財布事情かなと思いますが、その後の価値も考えると実際に触ってみて手に馴染む方を選ぶのがベストだと思います。
たかが電卓、されど電卓
事務仕事をする際に必ずと言っていいほど使うのが電卓です。また簿記等の資格試験には必須のアイテムです。
とりあえず、で用意した電卓と、今回おすすめした電卓では使用感が全然変わってきます。
例えば会社支給の電卓などは安いものが多くて使い勝手が悪いかもしれません。
それを今回紹介したものに変えるだけで業務効率は一気に上がります。
仕事の中では使う道具の一つ、たかが電卓ではありますが、されど電卓ともいえます。
皆さんも一度お気に入りの電卓を見つけてみてはいかがでしょうか。