「仕事が忙しい」「自分の時間がほしい」この悩みは仕事をしている多くの人が感じていることだと思います。
一方で忙しく仕事しながらも自分の時間を確保している器用な人も数多くいます。
どちらも多くの仕事を抱えて急がしい毎日を送っています。ではなぜ同じように多忙な生活を送りながらもこのような違いが出てくるのでしょうか。
それは自分の時間を確保できない人の多くが他者本位の考え方をしているという事です。忙しくても自分の時間を確保できる人はいい意味で自分本位の考え方ができる人です。自分の利益のために忙しい中、自分の時間を確保するテクニックを持っているのです。
今回は、そんな他者本位の人がもっと自分本位になるためにぜひ試してほしい3つの方法を紹介します。
もっと人に任せる
他者本位の人は人にものを任せるのが苦手です。自分の仕事を人にお願いすることに罪悪感を感じることもあると思います。
しかしよく考えてみてください。あなただって上司や同僚に仕事をお願いされることはよくあるはずです。そういう場合、多少嫌だと感じてもやってしまうことが多くないでしょうか。
自分の時間を作るのがうまい人は人にお願いすることに罪悪感を感じません。いい風に言えば「持ちつ持たれつ」という言葉を知っていると言えますし、悪い風に言うと「人に仕事を頼むことはルール違反ではない」という事を知っていてやっているのです。
自分の時間を作るのがうまい人は、断られなければそれをしなくて良くなるのでラッキーというぐらいの感覚で人にものを頼んでいます。意外とそういう人は多いのです。
だからあなたも人にものを頼むことに罪悪感を感じる必要はありません。やってもらえればラッキーというぐらいの感覚で他人を頼ったらいいのです。
自分のためだけの予定をあらかじめ入れる
自分のための予定をあらかじめ入れておくことも効果的です。例えば、あなたが取引先とのアポイントメントがある場合、その時間はその取引先との約束に集中していると思います。それと同じようにあなたとあなたのアポイントメントをあらかじめ入れておくのです。
その時間、あなたはあなたとの時間を取らざるを得ないと考えれば、その時間を自分の時間として使うことが出来ます。
もしあなたが「そんなずるいことはできない」と考えたのであればそれは考え方が、他者本位になってしまっている証拠です。
あなた自身のアポイントメントには取引先とのアポイントメントと同様の価値があります。
自分本位の考えができる人はこれを読んでも「そんなずるいこと」とは感じないのです。なぜならば自分自身が取引先と同等、もしくはそれ以上の価値があることを知っているからです。
他者本位の人は自分の価値を安く見積もりがちです。自分とのアポイントメントの時間を作っても、それを非難する権利は誰にもありません。
自分とのアポイントメント中はあなたの自由にふるまえばいいのです。
時には嘘をつく
時には嘘をつくことも自分の時間を確保するのに役立ちます。自分の時間がほしくなった時はうその予定をでっちあげればいいのです。
自分本位に考える人は「嘘も方便」という言葉の意味を熟知しています。
他者本位の人は人にうそをつくときに罪悪感を感じるでしょう。だからこそそこに付け込まれ自分の時間が確保できなくなるのです。
「馬鹿正直」という言葉がありますが、私はこの言葉が嫌いです。正直であることが馬鹿な事のように言われるのは気分がいいものではありません。
しかしこれは一方で真理でもあります。人は自分のためにうそをつきます。そういうものです。
だからあなたもうその予定をでっちあげることに罪悪感を感じることはありません。「嘘も方便」なのです。
仕事が忙しくて自分の時間が確保できない人の中には他者本位で「馬鹿正直」といわれる人も多いと思います。
しかしそういう人こそが、社会を支えている大事な人材だと私は思います。
だからこそ、少し自分本位になってみて自分の時間を確保できるようになってほしいと考えています。
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